2014年3月30日日曜日

バルブクリアランス調整とおまけのポロリ

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3月29日(土)

 もう桜も開花してますね〜。
今週は雨なので走るのはおやすみ。
バルブクリアランス調整したのでその事でも書いてみます。
調整方法などはネットで探すと詳しく説明してある記事が色々あるので割愛。

なお、V11の場合なのでその他の車種は調べて。

バルブクリアランスを調整とは、ロッカーアームとバルブの間隔を規定値に調整すること。ここの隙間が規定値より広かったり狭かったりすると、ガチャガチャ五月蝿くなったりバルブの開くタイミングがずれ、性能が出なくなるのです。

V11LeMansの場合はこの隙間が吸気側バルブ0.10mm、排気側バルブ0.15mmがマニュアルに記載の規定値なのでこれに調整。

調整するための手順は
1.ヘッドカバーとスパークプラグを外す。
2.オルタネーターカバーを外す。
3.圧縮上死点を見つける。
4.バルブクリアランスを調整する。

ここでまず、オルタネーターカバーを外すのに一苦労。V11はマフラーにバランス管が付いてるのでオルタネーターカバーが外れない。なので、先ずはマフラーを外す。まあ、普段手の入りにくい場所なのでついでに掃除もできる。
オルタネーターカバーを外すと24mmの固定ナットがあるのでこれを回して上死点を見つける。上死点には圧縮上死点と吸気上死点がありどちらもピストンが上まで上がった状態となるので間違わないように圧縮上死点を見つける。
圧縮上死点の見つけ方は、タイミングホール(フライホイールの所にあるゴムブッシュ)を外して、オルタネーターを正面から見て時計方向に回す。吸気バルブが開いて(押さえた状態)から閉じた後にピストンが上まで上がったところが圧縮上死点。その時にタイミングホールを覗くと右側のヘッドなら”D"、左なら”S”のマークが見える。これを参考に上死点を見つける。この時に吸気側、排気側ともクリアランスがあるのでカタカタと動かす事ができるのでこの隙間をシックネスゲージを当てて隙間を調整。なお調整する部分にロックナット(11mm)があるので緩めて調整して締めて測る。ロックナットを締めるだけで隙間が変わるのでこの繰り返し。
右側が終わったら左側も同じように圧縮上死点を見つけて調整。

後は元通り復旧して終了〜。掃除もしました。

その後エンジンをかけて異音がないかチェック。

おや、なにやらウインカーが。。。

グラグラですがな。触るとポロリっと。。よく見ると疲労骨折状態。仕方ないので昔、ヤフオクで拾ってたジャンク品から使えそうなウインカーのパーツを使って再使用。ボルト止めしてやりました。樹脂系パーツは年々劣化が進みます。振動も多いGUZZIはなおさら。純正へのこだわりはないので似合いそうなウインカーをそろそろ探しますか。

マフラー外してオルタネーターカバー外れました。

24mmのボックスレンチで回します。前から見て時計方向ね。

この状態で調整できます。

バルブクリアランスの測定場所(大丸)と調整場所(小丸)

右側ヘッドの上死点で見える”D"マーク

シックネスゲージで測定と調整。感覚的には固い豆腐を切る感じって昔聞いたことあります。

左側上死点の“S”マーク

排気側バルブ。高音にさらされるので白くなってますね。

こっちも同様。まあいいんじゃないでしょうか。

パイプも磨いてみたけどあまり綺麗には...

普段、手の入りにくい場所なので綺麗にお掃除。

復旧です。

まあ、よろしいかと。

疲労骨折したウインカー。

ジャンクパーツ。この中から程度の良さそうなものを

左側が交換に使ったパーツ。ビス止めはいいけど手前側は折り返しが折れてる。

なので、穴あけてビス止めします。

完了。強くなりましたぜ。



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